寄稿記事『ヴェネツィアのレストランぼったくり事件【手口と対策】』by現地在住日本人

こんばんは、あいか(@aikanium)です。

先日話題になったヴェネツィアの日本人学生が被害を受けたぼったくり事件について、ヴェネツィア在住歴15年の日本人友達に現地からの生の情報とともに注意点などを交え記事を書いていただきました。
ヴェネツィアへ行く予定のある方、いつか行こうと思っている方必読です。

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北イタリアでも屈指の観光地、水の都・ヴェネツィアで4人の日本人がぼったくられたという、悲しい事件が先月起きました。

誰もが一度は写真やテレビで見た事があるであろう、リアルト橋。

出典:wikipedia

その近くのOSTERIA DA LUCAでステーキ4人分と魚介のフリットを頼んで1134€(15万円)を請求されたという事件が大きく報道されています。地元新聞だけではなく、BBCやどうやら日本の新聞もこの事件を報じたようです。

被害に遭ったこの4人の日本人はボローニャに留学している学生であり、公認ガイドとともに計5人でこのレストランに入店したそうです。最終的にはカードで支払ったそうですが、この悪質極まりない店はレシートすら渡していなかったようです。

このような行為は、ヴェネツィアの名をことごとく汚し、許し難いです。大々的に報道されたおかげか、この店は営業停止になり、厳罰も与えられました。しかしきっと他店も似たような事をしでかしているのでしょう。彼らの共通の手法は、魚や肉は100グラムあたりの値段を言い、良心的な値段だと思わせること。しかし実際に運ばれてくるのはその5倍近い量。その為、請求される金額はとんでもなく跳ね上がる、というわけです。彼らは「魚や肉のグラム売りはヴェネツィアでは普通だ!」と言い張るそうですが、これは真っ赤なウソです。15年ヴェネツィアに住んでいますが、グラム売りのレストランなど聞いた事ありません。

この店のトリップアドバイザーの評価は最低に近く、各国のユーザーのネガティブコメントで溢れています。入る前に、トリップアドバイザーを見ていれば防げたかな、とも思いましたが、旅行なんてその時の気分で決めてしまうので入店前に確認するということは案外難しい事かもしれませんね。

トリップアドバイザー:Osteria da Luca

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では、このような低レベルの店を避けるにはどうすれば良いのでしょうか。正直、この「OSTERIA DA LUCA」のような店には地元民はまず間違いなく入りません。それはなぜかというと、このような店は必ずといって良いほど客引きし、あの手この手で客を呼び込もうとするからです。そして大体、店員は外国人です。店員がイタリア人なら良い、外国人ならダメというわけでは決してありませんが、やはり少しでも安く雇おうとする店側の魂胆が明るみになっている気がします。

日本人は金持ち、という認識はもう広く普及しています。その為、日本人客を引き込もうと、レストランの外にいるウェイターたちは愛想よく日本語で話しかけてきます。「ニホンジンデスカ?」「ボクノオススメハコノメニューダヨ」と、日本人だと分かればすぐに話しかけられます。もちろん、私にも声をかけてきます。どうやら彼らには、日本人と中国人と韓国人の区別が付くようです。

彼らは日本人のことを「金持ちなカモ」としか見ていません。必ずしも親切心で愛想よく話しかけているわけではないのです。日本語もまあまあ上手だったりしますが、少しの日本語を習得するだけで通常の何倍も請求できるならば、多少の努力も惜しまないようです。

遠い外国で、日本語で話しかけられると親近感が沸くのも自然です。英語が不安なため、知っている言語で話しかけられると何かと安心、と感じてしまうものかもしれません。しかし、一瞬の安堵を得るためにこのような悪質店に入店してしまっては元も子もありません。意外に、中1英語でなんとかなるものですから。

この事件の事を知り、ヴェネツィア在住の日本人としては黙っていられませんでした。礼儀正しく一番歓迎されているはずの日本人が、このような待遇を受けてしまったことが悲しくてやりきれない気持ちになりました。しかし私はイタリアの、ヴェネツィアのネガティブキャンペーンをしたいわけではありません。実際、このような酷い店のせいで「ヴェネツィア=ぼったくり」という方程式が成り立ってしまったらヴェネツィアの名誉が踏みにじられたと感じます。そこもきちんと区別してほしいなあと、ヴェネツィア在住の日本人として思います。

文:琴乃

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琴乃ちゃんは22歳と私より若いですがイタリア在住歴は15年と先輩!私がヴェネツィアへ遊びに行く時もよく案内をしてもらっています。
ヴェネツィア情報満載の彼女のインスタグラムはこちら→@kotonut


ヴェネツィアは私も大好きな街なのでこういったニュースは本当に悲しい。先日日本から来ていた私のクライアントもヴェネツィア旅行中に全く同じ手口にかかってしまったそうです。このニュースほどの金額ではなかったようですが。。。

まさに今の時期はヴェネツィアに人が一番集まるカルネヴァーレの時期でもあり、日本人観光客もたくさん訪れていることでしょう。少しでもこの記事が多くの方に届き、日本人を狙った被害が少なくなりますように。

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ではまた。