ルネッサンスが今も残るイタリアの街

こんばんは、風邪ッぴきあいか(@aikanium)です。
特に大した症状でもないのですが下がらぬ微熱とひたすらノンストップ鼻水。

みなさんもどんどん寒くなってくるこの時期、体調崩されないようにお気をつけくださいませ。

今日は建築系のお話。まずは写真をご覧ください。
トリノ 家
↑トリノ
venezia家
↑ヴェネツィア
milano家
↑ミラノ

イタリアに来たばかりのころ街を歩きならがいつも疑問に思っていました。
なんでイタリアの建物って2階部分が他の階の造りに比べて豪華なんだろう?と。

どうやらこの建築構造はルネッサンス時代の様式が元になっているらしいです。
ルネッサンス様式の建物には1階か2階部分(※日本でいう2階か3階)にpiano nobile(ピアノノービレ)と呼ばれてる主階があります。
「高貴な階」という意味で、屋敷の主人が暮らしていた階になり、他の階と比べて天井が高い造りになっています。さらに、豪華な窓枠や大きなバルコニーがついているので外から見てもピアノノービレは一目瞭然。

一方、地上階や最上階は使用人のための階だったそう。

ルネッサンス以降の建物にも同じ構造がそのまま引き継がれている事が多いために、イタリアの街でみる建物のだいたいは1階や2階部分がデコラティブな造りになっているのです。

主人の階が上階にあることで眺めが良いということもこういった構造になった理由のひとつですが、その階がちょうど通りの湿気や臭いを避ける、という実用的な理由もあったらしいです。(ちなみに現在では一番道路からの排気ガスが来る階になってしまいました。。)

また、デザイン的にもファサードのバランスがよく見栄えがいいというところから、美的要素もあるともいえます。

イタリアだけでなく古典的なヨーロッパの建築はほとんど、基壇、主階、屋根という三段構成になっています。

しかし現在は、古い建物でも以前屋根だった部分の上に、さらに上階が増築されているので
街中の建物でルネッサンス時代の三段構成をそのまま残す建物は少なくなっています。

ただ、取り壊さずに上に付け加えるというところが、また面白いですよね。
この記事の最初の写真を見てもらえれば下から基壇→主階→付け足された上階→屋根という造りになっているのがよくわかると思います。

日本ももっと古い建物を大事にしてくればよかったのに!と思いますがこればっかりは木造建築が主流となっている日本では難しい話。ただ、せめて今残っている歴史価値の高い建物はこれからも残っていってほしいものです。

イタリアやヨーロッパに来て街歩きをする際はぜひ建物たちの造りにも注目してみてください。

ではまた!